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霧月三樹の気まぐれブログ

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ああ、最近起きられません…。
ホントにこれはヒドイなorz

月曜日、久しぶりに行ってきました大劇場へ。
やっぱり宝塚が好きだな~と思いながら帰ってきた。
実は今週の金曜日にも、宝塚関係の予定があるので舞台の感想はいずれ書くとします(^^)

で、ちょっとDVDの焼き増しをする約束があったので、星組さんの『スカーレットピンパーネル』を改めて見直してました。
あの話はほんっとうにいいよ~vv
これは宝塚ファンの人じゃなくても観て戴きたいな~。見やすいと思うし。
ミヤちゃん、宝塚観たいって前言ってたやんな??
よかったらDVD貸すよー!!これはおススメです(>_<)

それからナンもありがとう!!
めっちゃ美味しかったvv
家族にも好評やったよ~(^^)

ちょっと違う用事でワードを立ち上げたんですが、前に書いてたロイアイSSを書きなおしてたりするという…orz
いや、やることあるでしょ!!他に。
折角なんでちょっとここに久しぶりにロイアイ載せてみますvv
随分久しぶりなんで何かとおかしいですが、よろしければどうぞ。

余談。
みっちゃんのテーマソング大好きvv
御剣検事の英名は『マイルズ・エッジワース』って言うんですね!!マイルズvv
なのに、宝塚verは『エッジ・ワース』ってなんでだ…orzわざわざマイルズ消さなくてもいいじゃん。
ナルホド君は『フェニックス・ライト』のままやのにー。
逆裁3やり始めましたvv
若い千尋さん素敵すぎだろ~~~~~!!
ナルホド君、ちょっとあれは一体なんだ!?
『それでいいんか、主人公!?』
って思ったけど、やっぱりあれでいいんだろうな~。
その後の弁護士姿、やっぱカッコいいもん!!
一言言わせてもらうと、薬学部はそんなに危ない学部じゃないぞww
高圧電流って…。


過去は変えられずとも、きっと未来は…。の続き

時計の針が夕方の6時を告げる頃。
先ほどまで明るく世界を照らしていた太陽が、西の空へとその身を隠し始めている。
ここ東方司令部のマスタング大佐の執務室では、西日が赤々と差し込み、昼間とは違う眩しさを感じさせた。

「う~~ん…。」

ソファで自主休憩という名のサボりをしていたロイは、あまりの眩しさにその細い眼をゆっくりと開けた。

「いつの間にか、眠ってしまっていたようだな…。」

本来なら職務中に居眠りなど言語道断の行為ではあるのだが、ここ数日テロや事故などが相次ぎ、その事後処理や書類整理に追われ、何日も家に帰ることができない状態が続いており、疲労はピークに達していた。
そのことは部下であり、自分の腹心でもある彼女もよく理解していてくれたのだろう。
いつもなら強制的に叩き起こされているところだが、今日は何のお咎めもなく、その上毛布が1枚かけられていた。
 
敵に向けて容赦なく自らの銃の引き金を引く姿から、鉄の女だのなんだのと噂されている彼女だが、本当は誰よりも繊細で優しく、温かい血の流れた女性であることは、ロイが一番よく知っていることだ。
自分の寝方がよくなかったのか、申し訳程度にその身にかかり、ほとんどずれ落ちかけているその毛布に目をやる。まるで彼女の優しさに直接触れたような気分になり、ロイは寝惚けてしまりのなくなっているその顔を、一層破顔させた。
 
「ありがとう…。」

自分に毛布をかけてくれた彼女は、もちろんその場にはいない。当の本人には決して届かない感謝の意をその毛布に伝えると、自分の睡眠を邪魔した忌々しい存在へと目を向けた。
窓の外の世界は真っ赤に染まっていて、まるで赤い大きな焔で街中が燃えているような錯覚さえ覚えてしまう。

「今日は、一段と赤いな…。」

赤は、一番嫌いで、そして一番好きな色だ。
血の色、焔の色…。
赤から連想させられる色は、自分にとって決して喜ばしいものではないから。
それでもやっぱり好きなのは、彼女と自分を繋ぐ色もきっと赤だと感じるからかもしれない。

どれくらいそうしていたのだろう。
暫くすると、コンコンという規則正しいノックの音が聞こえた。
その音の主など、確かめる必要もない。
あえて応えずにいると、「失礼します。」という声とともに、その主はは執務室へと入ってきた。

「大佐…。起きてらっしゃったんなら、返事くらいして下さい。」

「ああ、すまない。君だと分かっていたからね。許可するまでもないかと思って。」

「何ですか、それは…。」

「まあ、いいじゃないか。それよりもさっきはすまなかったね。居眠りなんかしてしまって。」

「いつもの事じゃないですか。まあ、ここ数日は確かに忙しかったですから仕方ありませんよ。今日だけは見逃してあげます。」

「はは、ありがとう。だが、それは君もだろう??もう定時だ。今日はもういいから、君も早く帰って休みたまえ。」

「ありがとうございます。ですが私は大丈夫です。大佐の方こそ、今日はもうお帰りになってはどうですか??」

「…。」

すぐに返事がないことを訝しく思い、リザはロイの方をみやると、そこには静かに窓を眺めているロイがいた。

「綺麗ですね。」

「え??」

「夕日です。」

「ああ、確かに。今日は、いつもにも増して赤い気がするな…。」

ロイの表情は、どこか悲しげで憂いを秘めていた。
この色が、ロイにとってどんな意味をもたらすのか。それは自分が一番よく知っている。

それでも…。

「知ってますか??大佐。夕日が赤い次の日は、晴天なんですよ。」

「??」

「天気は西から変わりますから。西の空が晴れているということは、明日は晴れだということです。よかったですね、明日も無能じゃないですよ。」

「き、君ね…。でもそうか、明日も晴れるのか。」

「ええ、きっと。明日はしっかり働いてもらいますよ。今日が期限じゃない書類、まだ残ってるんですから。」

「はあ、手厳しいな。相変わらずホークアイ中尉は。」

「当たり前です。これくらいじゃないと、貴方の副官なんて務まる訳ありませんから。」

呆れたような顔でロイを見ているリザを見て、ロイは思う。
ああ、彼女は生きているんだと。生きて、今この時も自分の隣に立っていてくれていると。
明日も晴れなら、自分はまた彼女を守ることができる。
そう思うと、少しだけこの夕日が好きになれる気がしてくる。

「明日も1日、よろしく頼むよ。」
「何を今更。」

2人を照らす夕日が、少しだけ優しくなった気がした。



 
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