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霧月三樹の気まぐれブログ

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6月1日ですvv
ロイの日です!!
だけど無能Dayじゃなかったですね(^^;)
大佐の誕生日っていつなんでしょうか??
エドが冬生まれなら、大佐は??

という訳で、今日は鋼です。
暗いです、お気を付け下さい。

追記です。
拍手コメントとブログへのコメント、本当にありがとうございます!!
もう嬉しすぎてどうしたらいいのか…(笑)
後日きちんとどちらもレスさせて戴きたく思います。
とりあえず、感謝の気持ちを伝えたくて。

背中合わせのお題③の続き

戦争が終わった…。
東の果てのこの地で、2人の頭上に悲しみを湛えた蒼き月が輝く。



肌を焼いた後の、チリチリとした痛みでリザは目を覚ます。
戦争の終盤となって救援物資も満足に得られない状況の中でも、彼女に施された治療は感染症の危険などを考慮した丁寧かつ迅速なる物だった。

その治療を彼女に施した当人であり、ほんの数刻前まで心身共に付けられた深い傷を舐め合うかのように身体を重ね合っていた相手は、彼女の傷を気にしながらも、起きているのではないかと疑うほどに力強く、彼女を抱きしめたまま深い眠りに落ちていた。

彼の胸に耳をあてれば、トクトクと聴こえる命の躍動に言いようのない安堵感を覚える。

「マスタングさん…。」

今となってはもう、決して呼ぶことを許されないその名前。

この、あまりにも優しすぎるこの人を、人殺しにしまったのは私。
そんな彼を、私に対する弱みに付け込んで更なる苦しみを与えてしまったのも私。

私が彼に抱かれ、愛される権利など到底ある訳もなくて。
なのにこの腕を、暖かすぎるこの腕を、解く勇気ももたない。

こんなにも近くにいても、この世界中のどんなものよりも遠く感じてしまう苦しみを、癒す手段などこの世のどこを探しても、きっと得られる事などないのだろう。

それが罪人である私への、一生償えることのない咎め。

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