霧月三樹の気まぐれブログ
2024.11
2024.10 << 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >> 2024.12
2024.10 << 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >> 2024.12
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
今日は犬夜叉。
背中合わせのお題②の続き
法師さまほど、作り笑いが上手な人は他にいないと思う。
法師さまの父上のこと、奈落のこと。そして風穴のこと。
心の中は不安や苦しみで押しつぶされそうになっているのに、それでも私たちの前では絶対に笑ってみせる。
それは時に、見てるこっちの方が苦しくなるほどに。
いざという時、結局私たちを全く頼ってくれない法師さまにも腹が立つけれど。
何より一番腹立たしいのは、苦しんでいる法師さまに何もしてあげられないあたし自身。
だからこそ今日みたいな夜は、静かに月を見上げる彼の背に黙って顔をうずめる。
「どうした?珊瑚。」
「心配するな。私なら大丈夫だ。」
ほらやっぱり、法師さまはそうやって無理をする。
分かっているから、何も答えない。
人前では泣けない貴方だから。
震える声に気がつかない振りをしてあげるから。
今だけは、自分の心を隠さないで。
法師さまの父上のこと、奈落のこと。そして風穴のこと。
心の中は不安や苦しみで押しつぶされそうになっているのに、それでも私たちの前では絶対に笑ってみせる。
それは時に、見てるこっちの方が苦しくなるほどに。
いざという時、結局私たちを全く頼ってくれない法師さまにも腹が立つけれど。
何より一番腹立たしいのは、苦しんでいる法師さまに何もしてあげられないあたし自身。
だからこそ今日みたいな夜は、静かに月を見上げる彼の背に黙って顔をうずめる。
「どうした?珊瑚。」
「心配するな。私なら大丈夫だ。」
ほらやっぱり、法師さまはそうやって無理をする。
分かっているから、何も答えない。
人前では泣けない貴方だから。
震える声に気がつかない振りをしてあげるから。
今だけは、自分の心を隠さないで。
PR
この記事にコメントする
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする: